- 概要 -
合気道とは相手の力の方向を変えて相手を動けなくすることを目的としているが、空手は自らパンチやキックをして相手を弱らせて動けなくするものという違いがある。
- 詳しい解説 -
合気道も空手も相手を動けなくする武術ではあるが、その仕組みに違いがある。
合気道は相手の力の方向をかえて翻弄したり、関節をねじったりして相手を動けなくすることを目的とした武術。そのため、スピードと見極める目があれば力がなくても相手に勝つことができる。また合気道は現在多くの流派に分かれてはいるが、大本は同じ植芝盛平開祖に行きつくため、どこの合気道を習いに行っても、基本的な動きはみな同じである。
それに対して空手とは、自らパンチやキックを繰り出して、相手を弱らせて動けなくするものである。空手も攻撃をしてはいるが力勝負というわけではないので、急所を理解していれば力の弱い人でも勝つことはできるが、合気道に比べると筋力は必要といえる。また空手も現在多くの流派に分かれているのだが、合気道とは違い大元が同じ人物ではないので教え方や志すものなどが、流派によって大きく違うことがある。そのため、習いに行くのであれば何か所か見学に行った方がよい。