- 概要 -
歌舞伎は大衆演劇から発生したものであり女性は舞台に立つことができないが、能楽は公家や武家に向けた歌劇から発展したものであり女性も舞台に立つことができるという違いがある。
- 詳しい解説 -
歌舞伎も能楽も演劇の一つだが、どういった歴史を持つのか女性は舞台に上がることができるのかに違いがある。
歌舞伎は大衆演劇から発生したものである。そのため喜劇が多い。女性は舞台に立つことができず、男性が女性役を演じたりする。また歌舞伎は能の影響も受けているため、能と似ている部分もあるが、もっとコミカルにしたものが歌舞伎ともいえる。ただし、現在では歌舞伎を見る人が減ってしまったために、歌舞伎をどう楽しめばいいのかがわからない若者が増えているのが現状である。
それに対して能楽は公家や武家に向けた歌劇から発展したものである。歌舞伎とは違い能楽は女性も舞台に立つことがある。また、能楽は歌劇ではあるが、この歌は当時の歌のことを指しており、現在のミュージカルのような歌劇の歌とは全く違う。抑揚が少なく一本調子で歌っているため、慣れていない人が見ると何をうなっているのだろうというふうに聞こえてしまう。