危惧と憂慮の違いとは

危惧と憂慮の違い

危惧と憂慮の違い
                    

- 概要 -

危惧とは危ないと思って行動ができなくなることを指し、憂慮とは気にかかって心が落ち着かないことを指すという違いがある。

- 詳しい解説 -

危惧も憂慮も言葉としては似ているが、感じに表されているように少し意味合いが違う。

危惧とは心配することを指すが、危惧の「危」は危ないという字を書くということから、危険なことをしそうなため心配したり、心配しすぎてなにもできなくなることを指している。

それに対して憂慮とは気にかかって心が落ち着かないことを指すが、憂慮の「憂」は憂鬱の「憂」であり、憂いに思うあまりに自分自身は何も行動をとることができなくなる状態ということを指す。つまり、危惧している相手には危険が迫っているが、憂慮をしている相手には危険が迫っているわけではなく、その人自身が大丈夫かなと思っているだけに過ぎないという違いがある。