- 概要 -
起訴とは刑事裁判で裁きを与えることを指し、追訴とは起訴している被告に新たな罪を追加することを指すという違いがある。
- 詳しい解説 -
起訴も追訴も刑事裁判を行う際に言われる言葉ではあるが、その意味は全く違う。
起訴は容疑者を刑事裁判にかけることを指す。裁判にかけられたものは被告となり、起訴事実を基に判決を受けることになる。
それに対して追訴とは、刑事裁判にかけられている最中に、被告の新たな起訴事実を見つけた場合に起訴事実を追加するときに使われる言葉である。そのため、刑事裁判を行う際に、いきなり追訴を行うことはできない。だが、一部のテレビドラマやマスコミでは、「起訴」と「追訴」の違いを把握できておらず間違えた認識のままに使われていることが多いため、視聴者も混同している人が多い。