- 概要 -
行政書士とは依頼を受けてから行政の手続きを代わりに行ったり書類を作ったりする人のことであり、社労士とは労働者に保障されている社会保険のシステムについてのアドバイスをする人という違いがある。
- 詳しい解説 -
行政書士も社労士もここ数年で仕事の幅が増え、需要がある職種となってきているが、実際に行う内容は全く違うものである。
行政書士とは、依頼人から依頼されて初めて動く仕事。例えば行政関係の手続きを行うための書類を、法律に基づいて順序立てて準備したり、依頼人が作った物をチェックしたりする。行政の手続きで失敗しないために行政書士が雇われるということである。また最近では、依頼人の代わりに書類提出まで行えるように法律が改善された。
それに対して社労士とは、正式名が「社会保険労務士」である。この職業は、労働者に保障されている社会保険のシステムを完全に把握しているエキスパート。そのため、労働者側の立場にたってものを考える人がほとんどであり、労働者からの依頼に応じてアドバイスをしたりする。ただ、会社に雇われている社労士は、労働者が不利にならないように、どういうことをすれば労働者が労働をしやすくなるかのアドバイスを会社の社長に行う場合もある。