- 概要 -
キリギリスとは緑色の虫で足が長いのが特徴だが、コオロギは黒色の虫で鳴き声が特徴という違いがある。
- 詳しい解説 -
キリギリスもコオロギも虫の一種だが、見た目や特徴に違いがある。
キリギリスとは緑色の虫で足が長いのが特徴。湿った草むらの中をジャンプして移動している。ただ昔は、キリギリスとは呼ばれておらず「ハタオリ」というふうに呼ばれていた時期もあった。
それに対してコオロギとは、黒色の虫で足はそんなに長くはなく鳴き声が特徴。コオロギは草むらというよりは木の近くにいることが多い。またコオロギは平安時代には「キリギリス」と呼ばれており、そのことを示すような文献も残されている。コオロギと呼ぶようになったのは室町時代のあたりで、なぜ名前が変わったのかは不明だが、昔と今とで名前が違っている虫は意外と多い。