- 概要 -
空海は真言宗を開いた僧侶だが、最澄は天台宗を開いた僧侶という違いがあり、仏教に対する考え方が違っている。
- 詳しい解説 -
空海も最澄もほぼ同じ時代に生きた僧侶だが、自分が信じた道に違いがあるため開いた宗教が違う。
空海は真言宗を開いた僧侶。天才肌で外交的な性格だったため、すぐに頭角を現し１９歳で有名な僧侶として君臨していた。だが、しばらくしてドロップアウトをし、唐に渡る。そこで様々なものを学んで真言宗を開いたという経緯がある。
それに対して最澄とは、天台宗を開いた僧侶。空海とは違い天才肌ではなかったが、秀才肌でまじめだったため独学でもかなりの成績を上げることができた。ただ、自ら目立とうとはしなかったため、最澄が有名になるのは空海と同時期に渡った唐で勉強を始めてからという経緯がある。