グラファイトとグラフェンの違いとは

グラファイトとグラフェンの違い

グラファイトとグラフェンの違い
                    

- 概要 -

グラファイトとは結晶の集合体である黒鉛のことを指すが、グラフェンはグラファイトの結晶が分裂した原子一個分のことを指すという違いがある。

- 詳しい解説 -

グラファイトもグラフェンも日常生活上では特に必要のない言葉だが、この二つはどの範囲のことを指しているのかが違う。

グラファイトとは昔からある物質であり、結晶の集合体でできている黒鉛のことである。ただし黒鉛が結晶の集合体でできているということは、近年の科学の発達により解明できた事柄である。

それに対してグラフェンとは、グラファイトを作り上げている結晶の一部。つまり原子一個分のことを指す。以前までは黒鉛は結晶の集合体だと解明されていなかった。だが解明されてからは、では原子を取り出すことは可能なのかという実験が幾度となく行われ、ようやく取り出せるようになり「グラフェン」という名前が付けられた。