- 概要 -
黒コショウとは未成熟の果実で緑色の皮ごと使って加工したものであるが、白コショウとは成熟しきった果実の皮をはいでから加工したものという違いがある。
- 詳しい解説 -
黒コショウも白コショウも香辛料のことを指すが、どういう状態で加工したのかに違いがある。
黒コショウは未成熟の果実を緑色の皮ごと使って加工したものである。元々は緑色だった皮は、2、3日発酵させることで黒色になり黒コショウの原型になる。また黒コショウは辛味、香りが強いため、臭みを消す材料になったり、脂質などの酸化抑制の効果もある。
それに対して白コショウは、成熟しきった果実の皮をはいで加工したものである。皮をはぐのに数週間水にさらしておくので、加工までに時間がかかる。また味としては、マイルドで香りもやわらかいため、料理と合わせる時は味の薄いものと合わせたりする。たとえば白魚やクリームソース系。また価格としては黒コショウよりやや高い。