ゲンジボタルとヘイケボタルの違いとは

ゲンジボタルとヘイケボタルの違い

ゲンジボタルとヘイケボタルの違い
                    

- 概要 -

ゲンジバタルは本州、四国、九州に分布している蛍で、曲線的な飛び方をするのが特徴だが、ヘイケボタルは日本だけではなく中国東北部や、シベリア東部に分布している蛍で、直線的な飛び方をするのが特徴という違いがある。

- 詳しい解説 -

ゲンジボタルもヘイケボタルも何種類かある蛍のうちの一つだが、生息地域や飛び方、模様など違う点が多い。

ゲンジボタルは本州、四国、九州に分布している蛍。日本でしか見ることができない。また曲線的な飛び方をするのが特徴である。ゲンジボタルには模様があり、背中に十文字の印がある。成虫になるのは6月中旬から7月上旬のため、6月下旬ごろが見ごろといえる。ただしゲンジボタルは汚染に対して弱いため、幼虫の生活場所である河川が汚れてくると成虫になる前に死んでしまう。

それに対してヘイケボタルは、日本だけではなく、中国東北部や、シベリア東部に分布している蛍。またゲンジボタルとは違い、直線的な飛び方をするのが特徴である。ヘイケボタルにも模様があり、背中に縦一線の印がある。成虫になるのは7月〜8月であり、ゲンジボタルよりもやや遅い。汚染に対しても強いため、幼虫の生活場所である水田や池、湿原などが汚れていてもたくましく成長することができる。