- 概要 -
小切手とは現在持っているお金を現金で渡すのが危険な場合に紙で先に支払うことであり、約束手形とは現在はそのお金を持っていないので支払日に払うということを約束したものという違いがある。
- 詳しい解説 -
小切手も約束手形も相手に紙を渡して完了するものだが、現在持っているお金で支払うのか、後払いにしたくて紙を渡したのかの違いがある。
小切手は、現在も相手に渡すだけの金額を持っているが、手渡しだと危険なものの場合に小切手を使う。そのため、小切手を貰った人は、その日のうちに銀行に行けば、小切手に書かれた金額を受け取ることができる。
それに対して約束手形とは、現金を後払いにしたい時に使うものである。つまり現時点では相手に払うための現金が用意できていないということが多い。約束手形を貰ったその日に銀行に行っても、手形に書かれた金額を貰うことはできない。ただし、約束手形に書かれた期日になってから銀行へ行くと、その金額を受け取ることができる。だが期日になっても、約束手形を発行した側がその金額を銀行に預けることができなかった場合は不渡りになり、２度不渡りを出した時点で、発行した側は銀行との取引停止状態になってしまう。