- 概要 -
戦争とは国家と国家の戦いであり宣戦布告があった場合のみに使われる言葉だが、紛争とは争い事すべてのことを指すという違いがある。
- 詳しい解説 -
戦争も紛争も争いごとのことを指すが、どの範囲の争いごとのことを指すかに違いがある。
戦争とは国家と国家の戦いで、かつ片方からの宣戦布告があった場合のみに使われる言葉である。国同士の戦いであったとしても、宣戦布告がなければ「戦争」扱いにはならない。
それに対して紛争とは争い事すべてを指す。もちろん戦争も紛争の一つである。だが宣戦布告をしなかったものも紛争に含まれる。国同士の戦いではなくても、村同士や町同士の争い事から、一対一の争い事もすべて紛争に含まれる。つまり戦争は紛争と言えるが、紛争は戦争とは言えないという違いがある。