- 概要 -
ゾンビとはブードゥー教の司祭が作り出すしもべのことを指すが、ミイラとは権力者の死体を乾燥させたもののことを指すという違いがある。
- 詳しい解説 -
ゾンビもミイラもすでに死んでいるものを指すが、どうしてそうなったのかに違いがある。
ゾンビとはブードゥー教の司祭が作り出すしもべのことである。死体を蘇らせて不死のしもべを作っているのである。また蘇らせる際に、死体の表面上に特殊な加工をするわけではないので、日が経つにつれてゾンビの表面上は腐敗していく。
それに対してミイラとは、権力者の死体を乾燥させたもののことを指す。これは、死体を乾燥させることで腐らせずに何千年もの間保存できるからである。人々はミイラを祀って、権力者に対する敬意をはらっていたと考えられている。