大連立と連立政権の違いとは

大連立と連立政権の違い

大連立と連立政権の違い
                    

- 概要 -

大連立とは議院内閣制の国家における連立政権の特殊な一形態のことを指すが、連立政権とは二つ以上の政党が連立して内閣を構成することという違いがある。

- 詳しい解説 -

大連立も連立政権も二つ以上の政党がタッグを組んでいることを指すが、ニュアンスに違いがある。

大連立とは議院内閣制の国家にのみ起きることであり、連立政権の特殊な一形態のことを指す。政権の安定を目指すために、あえて連立にすることで様々な角度からその国家をまとめ上げていこうという姿勢でもある。

それに対して連立政権とは、二つ以上の政党が連立して内閣を構成することを指す。これはどの政党も議会内に置いて単独で過半数以上の票を得られなかったときに成立するものである。これは日本だけではなく過去には、イギリス、ベルギー、ドイツ、レバノンなどでも起こっている現象である。