不具合と不良の違いとは

不具合と不良の違い

不具合と不良の違い
                    

- 概要 -

不具合とは求めていた結果を出せないもののことを指し、不良とは求められていた規定値から外れたものを出してしまうものという違いがある。

- 詳しい解説 -

不具合も不良もいわゆる欠陥品のことを指すが、JIS規格ではこの二つの言葉についてはしっかりと明言していない。ただしニュアンスとしては若干の違いがある。

不具合とは、求めていた結果を出すことができなかったもののことを指す。例えば、テレビのスイッチを入れたが電源が入らないことがしばしばあるなどである。何かしらの不具合によってその現象が起きているため、その現象を取り除けば復活する可能性はある。

それに対して不良とは、求められていた規定値から外れたものが出てしまうものを指す。先ほどのテレビでいえば、テレビのスイッチを入れてもノイズのかかったものしか映し出さないなどである。原因そのものがテレビの内部にあることが多く、修理に出しても治らない場合がある。