弁済と弁償の違いとは

弁済と弁償の違い

弁済と弁償の違い
                    

- 概要 -

弁済とは民法上の債務を何かしらの理由により消滅させることを指すが、弁償とは壊したもの、奪ったものの代金もしくは同じものを相手に渡すことという違いがある。

- 詳しい解説 -

弁済も弁償も元あったことをなくすための行為のことを指すが、どう解消させたのかに違いがある。

弁済とは民法上の債務を何かしらの理由により消滅させることを指す。例えばカードローンを組んでいて債務の責任があったが、それを親が代わりにすべての債務を支払ったおかげで、自分はカード会社に対してお金を返す必要がなくなったなど。そのかわり、本人と親の関係上で親に同じだけのお金を返す必要が出る場合もあるが、そこは当人同士の問題である。

それに対して弁償とは、壊したものや、奪ったものなどに対し代金もしくは同じものを相手に渡すことである。また弁償の中には「精神的苦痛」も含まれており、民事で決定してしまうと払う義務が出てくる。